利休の焙煎機 NOVO MARKⅡ
ノボのある風景

福島 自家焙煎珈琲屋 利休

福島県須賀川市

ログハウスを改造し、
こだわりがギュッと詰まった
1軒の自家焙煎珈琲店がある。
自家焙煎珈琲屋利休の外観

現代版茶室をコンセプトに、
付けられた店の名は自家焙煎珈琲屋 利休(RIKYUU)

RIKYUU SINCE2010

ログハウスの隣には
薪小屋と
薪小屋

犬小屋。
RIKYUU犬

帰り際には一切吠えられなかったが、
お邪魔する際は、
びっくりするくらい 吠えられた。

番犬としての意識がかなり高そう。

こちらのお店では、
オーナーの今村氏が淹れる「こだわりの珈琲」を
寛ぎながらいただく事が出来る。

RIKYUU 玄関

「お客様にお越し頂いた際、できるだけ寛いでいって欲しくて、
 玄関では靴を脱ぐスタイルを取り入れました」と、今村氏。

珈琲を飲みに来て靴を脱いだのは初めて。
確かに靴を脱いだ方がリラックスできる。

ログハウスの雰囲気もあってか、わりと自然に靴を脱いでいた。

笑顔の今村オーナー

さっそく1杯ごちそうになることに。

今村氏の淹れ方には特徴が2つある。

1つ目はタンピング。

ペーパードリップでありながら、
タンパ―でタンピングするスタイル。
ペーパードリップでタンピング
エスプレッソではなく、ペーパードリップでタンピングとは
珍しい。

旨味を十分に抽出するために試行錯誤したところ、
この方法に辿りつかれたそう。

蒸らしの膨らみ
 
2つ目は「アメリカ―ノ」
 
濃いめにおとし、あとからお湯で量を調整するというもの。
ハンドドリップ姿

抽出後半に出てくる雑味が混ざるのを防ぎ、
良いところだけを抽出するのが狙い。

【タンピング × アメリカ―ノ】

文字だけを見るとそれはなんだかプロレスの試合みたいだが、
抽出されている最中からどんな珈琲なのか、楽しみに待つ。

出して頂いた瞬間から美味いウマいとガンガン飲んでしまい、
満タン時の写真はうっかり撮り損ねていた。
飲み干しかけのカップ

深煎りされたマンデリンが、
スッキリまろやかに淹れられていて、
とても飲みやすかった。

スッキリと飲める珈琲に、寛げる空間作り
回転率以上に「おかわり売上げ」が結構あるものと思われる。

カウンター上部

店名は利休と名付けられたが
千利休とは違い、侘びてはいないこだわりがとても多い。

少し書かせていただくと

・ヤギの革で出来たコースター 
水を吸ってしまう紙のコースターが嫌で、
水に強いヤギの革で作ったというオリジナルコースター
ヤギ革コースター
一つひとつとても丁寧な作り。

・革製スリーブ
都度捨てる紙製はエコじゃないのでと、
革で作られたオリジナルカップスリーブ。
革製スリーブ
少し贅沢な気もする革製。
確かにスリーブだけなら普段からバッグなどにも入れておきやすく、
使いまわせるのでエコ。
スリーブのカラーバリエーション
カラーも豊富。

・カップはホーローかガラス製
ずらっと並んだカップ
販売用のカップも店内にズラっと。

一般的にはよく陶器のものが使われているが、
陶器には鉄分が混じっているので、微かながら味にその影響は出るらしく、
その点、ホーローやガラスだと味に影響が出ないのでオススメです、とのこと。

1940年代のFire King。デットストックものは・・・ 結構ええ値段。
高額なFire King
Fire Kingの購入を考えている方であればFire Kingでの試飲も可能で、
奥にある「Fire King部屋」でカップを選んで飲ませてくれるそうです。

・自作のドリップスタンド
六連ドリップスタンド
6連のドリップスタンドは見応えアリ。迫力がある。

各ドリッパ―部分に店名までも入っているこだわり具合。
NAME RIKYUU
 

・暖房器具は暖炉
艶消しブラックの暖炉
オブジェではなく実際に使用されている暖炉。
冬には薪をくべて暖をとられる。

そして「艶消しブラック」に特別塗装された焙煎機 NOVO MARKⅡ。
利休の焙煎機 NOVO MARKⅡ
店名切り文字LEDバックライトオプション付。
赤煉瓦の壁とウッドウォールにもよく合っている。

今村オーナーはNOVO MARKⅡを購入される以前から
ガスの1kg釜の焙煎機で焙煎業をされていた。

でもその頃はモヤモヤとした疑問を抱えた日々を過ごされていたそう。

「出来れば煎りたてを販売したい、
 ただ3日目にやっと味と香りに花が咲きはじめるものを、
 焙煎した当日に販売をして、果たしてそれで良いのだろうか。。。
 でもガスで焙煎した豆は必ず何日かエイジングさせる必要がある、
 これは何とかならないものか・・・」と。

そんな時、NOVO MARKⅡで焙煎した珈琲と出会われた。

「NOVO MARKⅡで焙煎したものなら焙煎当日から飲める、これだ」と。

焙煎中のNOVO MARKⅡ

「仙台のショールームで実際にNOVO MARKⅡをみたら
 益々欲しくなってしまいましたよ。笑」と。

ログハウスをご自身で改造し、また細かい備品にまで目を向け
店づくりへの強いこだわりを見せる今村オーナーが選んだ焙煎機が
弊社のNOVO MARKⅡとは、誇らしい限り。

焙煎機と生豆
実はこちらの生豆の入ったケースも、珈琲豆用の物ではないものを流用。

知恵とアイデア、そして器用さがすごい。

こちらのキーホルダーも、自身でデザインされている。
自作のキーホルダー
思わず1つ購入。

右側に並んだ額も今村氏の手作り。
写真家や画家の方々が気に入ったものを買って帰られるそう。
オリジナル額縁

そんな今村氏が焙煎した珈琲は
・コーヒーメーカーで飲んでも美味しい、
・水筒に入れて会社に持っていった珈琲が帰り際でも美味しい と評判に。

口コミで利休が自然と広まっていったこともあり、
これまでは宣伝等は何もせずにやってこられたが、
もう既に「2号店計画」もあるそうで、
ちょっとこれからは本気で宣伝もはじめられるそう。

また、商工会などにも参加し「何か協力出来ることはないかと」と、
あらゆる方面へ積極的に活動をはじめられた。

スカルと珈琲

「これまで美味しいコーヒーに出会えずに、
 コーヒーを飲まなかった人や、飲めなかった人、
 また、砂糖やミルクを入れないと飲めない人でも
 何も入れずに飲めるコーヒーを出すのが
 珈琲屋としての役目だと思う。

 2号店も「ただいま」と家に帰ってきた感じで来て頂けるような
 そんな寛げるお店にしていきたい」と今村氏。

こだわりの店作りは 今後より一層加速していくようだ。

RIKYUUカップと焙煎機

福島 自家焙煎珈琲屋 利休(RIKYUU)
文責・写真:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
2017年6月掲載