いわきFC RED&BLUECAFE とグランド
ノボのある風景

福島 いわきFCパーク RED&BLUE CAFE

サッカーチームに焙煎機を導入いただくのは、初めてのことだ。

そのサッカーチームは、まだ新しいチーム、「いわきFC」。
 
こちらは七部リーグ相当の、まだまだ弱小チーム… のはずだったが、
導入後、改めて取材に行く事で、認識が大きく変わった。

「いわき市を東北一の都市にする」そんな目的のために、
私たちの焙煎機を導入いただいたことを知る。

2017年7月4日、
福島県いわき市、JR湯本駅に到着。
福島県湯本駅前

台風の影響で、あいにくの天気。
駅からタクシーに乗る事、約10分。

交通量の少ない山道の先に
突如巨大なグレーの建物が現れる。
ドームいわきベース
 
そして、
その奥に、今度は赤と黒の、これまた巨大な建物。
いわきFCパーク外観
 
弊社の焙煎機NOVO MARKⅡは、こちらの建物の3Fにあるカフェにある。

カフェの名前は RED&BLUE CAFE。いわきFCのオフィシャルカフェ。
RED&BLUE CAFE外観
 
カフェの入口すぐ右側に焙煎機NOVO MARKⅡ。
焙煎機で焙煎中の写真
店内は、
イスや珈琲袋、カップまでもが、
店名通り、REDとBLUEでまとめられている。
RED&BLUEの椅子

RED&BLUEの袋

RED&BLUEのカップ

 
テラス席や、店内から、
サッカーグランドを望むことが出来る。
テラス席の風景
 
提供されているコーヒーはもちろん、NOVO MARKⅡでその場で焙煎されたてのもの。 
カフェのフロア
香り豊かな鮮度の良いシングルオリジンとオリジナルブレンドを提供されている。

こちらがRED&BLUE CAFEのロースター兼副店長の桜井さま。
焙煎される桜井さま
お店の看板となるオリジナルブレンドは、副店長の桜井さまによるもの。
カフェがオープンする数か月も前に、東京へお越し頂き、NOVO MARKⅡでの焙煎から、
調合まで、試行錯誤して作り上げられた。

甘過ぎず、苦過ぎず、スッキリと飲め、とてもバランスの良いスペシャルティブレンド。
他には無い「隠し味」が効いていて、評判も上々とのこと。
キッチンの風景

続いて、
株式会社いわきスポーツクラブ マーケティング本部チームリーダーの岩清水氏に
こちらの施設について、ご案内をして頂いた。

熱く語っていただいたので、少し長いが、その声をそのままお届けしたい。
ご説明いただく岩清水氏
 
『こちらは2017年7月15日にグランドオープンする
 日本初の商業施設併設型クラブハウス IWAKI FC PARK(いわきFCパーク)です』
ユニフォーム姿のマネキン
『計画当初はスポーツファシリティーだけでしたが、
 折角なら人が集まるような施設にしたいと思い、
 フードホールやショッピングエリア、英会話教室などが入った、
 日本で初めての商業施設併設型クラブハウスとなりました。

 カフェも、いわきFCオフィシャルカフェとして、いわきFCチームカラーの
 「KINGレッド」と「湊ブルー」を基調としたカフェになっています』
店名

『1FにはいわきFCをサポートしてくれている、株式会社ドームが展開している
「アンダーアーマー」の店舗があり、他には無いクラブハウスとなっています』
アンダーアーマーの外観
『私たちの企業理念として「スポーツを通じて社会を豊かにする」というのがあります。
 私たちはサッカーというスポーツで「いわき市を東北一の都市」にしたいと思っています。

 具体的なビジョンとしましては、
 スタジアムを作り、そのスタジアムを中心とした、街をつくること。

 サッカーは勿論、スポーツだけでなく、
 コンサートやイベント等のエンターテイメントでも活用し、常に人もお店も賑わう
 活気あふれる東北一の都市へなるよう、街づくりをしようと思っています。

 このいわきFCパークは、そのスタジアムを中心とした街づくりに向けての
 前哨戦のようなものです』
VIPルームからみたグランド
『2つめのビジョンは、日本サッカーのフィジカルスタンダードを変えるということです。
 
 ボールをゆっくりまわす攻撃とかは、退屈過ぎて見ていられないんです。
 海外のサッカーでは、ひたすらボールを取りに走って、
 奪ったらみんなアグレッシブにゴールを狙っていますよね。
 ボールをとられたら引いて守る日本のサッカーと、海外のサッカーは、全く違います。

 ゴールを奪い合うのがフットボールの本質だと思っています。

 いわきFCでは試合中、90分間、何があっても止まらない、倒れない、走り続けます。
 そうすることで人が見てくれて、感動が生まれる、そう思っています。

 そうする為に、いわきFCでは常にこちらでフィジカルを鍛えています』
フィジカルを鍛えるトレーニングルーム
『また選手たちは株式会社ドームの物流センター「ドームいわきベース」(あの灰色の建物)で
 普段社員として働いています。人材育成の中で「仕事をすること」はとても大事だと考えています。

 社会との接点が無いサッカー選手よりも、社会との接点を持っている選手の方が強い。
 フィールドでのプレーにも現れるくらい、働くって大事だと思います。

 サッカー選手は選手である期間よりも、引退してからの人生の方が長いです。
 ここではサッカーを引退してからも、希望すれば物流センターで社員として
 働き続けることも可能です。

 選手を選手としてだけではなく、人としての生き方を身につけてもらう人材育成、教育、
 また地域と共に子供たちの成長を担う、これが私たちの3つ目のビジョンです』
いわきFCサッカーグランド

2011年 東日本大震災の際、株式会社ドームは、救援物資をトラックに積込み、
東京の本社からガソリンが半分になるところまで走って向かって着いた先が
いわき市小名浜だったそう。

「点」の支援だけではなく、継続的な復興支援活動をするべく、100億円を投資し、
この地に物流センター「ドームいわきベース」を建てて、雇用を生み、
いわきFCをトータルサポート。

いわきFCの選手が活躍することで、地域の活性に繋がって、この街が発展する。
その事を望んで。

選手たちのスパイク

選手たちはそれに応えるべく、
日々こちらの、いわきFCパークで体を鍛えている。

Jリーグに上がること、リーグ優勝をすることの為ではない

いわきを東北一の都市にする為に。

いわきFCロッカールーム
先日はJ1のチーム、コンサドーレ札幌に天皇杯のトーナメント戦で、
延長戦の末、勝利していた。

スコアは5−2。
J1を倒した記事
延長戦なのに5−2というスコアは、少し珍しい。
 
2-2で拮抗した状態で延長戦に入り、
どちらかのチームが、途中で体が動かなくなったのだろう。
岩清水さんが言われていた、90分休まないサッカーが、
120分間かけて、J1の強豪チームを圧倒した証。

一言で言うと、「いわきFC」は見た事がないサッカークラブチームだった。
7部相当のリーグなのに、まるで欧州のクラブチームみたいな最先端の設備。
J1のチームを圧倒するフィジカル。
東北一の都市を作る、そんなビッグマウスが小さく感じて来る、期待感。

サッカークラブが、コーヒーの焙煎にもこだわられた理由が、きっとここにある。
サッカーグランドへのアプローチ

IWAKI FC PARK  RED&BLUE CAFE

文責・写真:東京ラボセンター 高島(ダイイチデンシ株式会社)
2017年7月掲載