京都東山清水 二年坂カフェ我楽苦多
ノボのある風景

京都 二年坂 cafe 我楽苦多

バブっていうほど、ガキやない。
公文行くほど、大人やない。
魅せる焙煎機、5年ほど、やらせてもうてます。

さて。
そんな魅せる焙煎機「NOVOMARKⅡ」は、
店頭に置く事で、効果が最大限に発揮される。

目の前で生豆から、焙煎してくれるお店って他にない。
それがガラスの中で、踊っているなら、なおさらである。
通りすがりのリーマンも、つい見てしまい、ここでちょっと飲んでくか、
あ、コーヒー豆、売ってるんだとなる。呼び込みいらず。

今回ご導入いただいたカフェは、京都 東山。
八坂の塔の近くで、観光客でごったがえす、二年坂(二寧坂)。

二年坂(二寧坂)

二年坂の立札のちょうど前。

二寧坂立て看板

その店頭において、通り過ぎる観光客の人の目に100%触れる。
景観条例で、看板規制も厳しい京都市においては、最高の顔となる。

しかし、である。

「これは、いい!あえて、ちょっと見えづらくなるけど、
焙煎機は店内、真ん中に置こうかな…」

とは、ご契約時にお打ち合わせに行った、オーナーの福嶌さま。

「はあ?」というほど、ガキやない。
「あえてますねぇ、さすが!」というほど、大人やない。

「うーん、まぁ目立つ店頭のほうが、いいですよ.. 絶対…(ごにょごにょ)」

ご夫婦で二人三脚、奥さまが看板娘で、
旦那さまが、縁の下の力持ち。

我楽苦多さま

二年坂で、カフェをやってこられてきた、
「cafe 我楽苦多」さん。

我楽苦多 ショップカード

近年の京都は、外国人の観光客も増えて、
修学旅行も含めて、国内外の観光客で大きく賑わう。

二年坂の観光客

最高の立地、収益はそこそこあがる。

しかし、他にない、そして自分も楽しくなるような、
圧倒的な、何かが欲しい、
そう思われながら、これまでやってこられた。

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背中を押されたきっかけは、最高の立地をめぐる競合の参戦。
そこに黒船来航。

2017年の6月末、
お店の斜め前に珈琲界の無敵艦隊、スターバックスが来ると聞かれ、
やはり、このままではいかん、と思われて、まずはお店の改装を始められた。

そして、その目玉として、エスプレッソマシンを店頭において、
外国の方も多い中、オシャレに、
テイクアウトの珈琲も、と思われたとお聞きした。

しかし、近くには香港からの人気店、
バリスタ世界チャンピオンを擁する「% ARABICA」という
3年前にOPENした、既にエスプレッソで賑わう先達が。

他にないことをしたい、そんな気持ちが、
なかなか、拭えなかったと言われる。
目と鼻の先の近所のフォロワーとなるのは、何としても避けたいところ。

IMG_3123

そんな中、お店を改装していた大工さんが、
GW中に弊社の30分特集されたテレビを見られて、
「京都の会社やで。見に行ってきたら」とオススメいただいて、
即決いただいたのが、ご縁。
(大工さん、ありがとう!)

受注から2ヶ月待ちであった本機は、
即決いただいたおかげで、何とかスターバックス二年坂が来る3日前、
2017年6月27日に、納入させていただいた。

焙煎機NOVO MARKⅡ見参

観光地で人がごった返すので、
朝7時からの納品。

早朝の二年坂

オーナーさんは楽しみで、3度ほど夜中に起きてしまい、
結局、ほぼ寝ていないといわれる。

周りはスターバックスの取材のテレビや新聞のカメラクルーがスタンバイ。
こっちの方が面白そうと、1社取材もいただけた。

%アラビカ、スターバックス、
どちらも掛け値無しに、素晴らしいブランドだ。
しかし、ここは京都の二年坂。

せっかく京都まで来てくれた外国人や地方の方を、
外国のカルチャーの珈琲で、おもてなして、
京都でそれで、どうするんですか、
やってやりましょうよ!おー!と、朝から盛り上がってしまった。

「で、焙煎機はどこに置きますか?」

とお聞きすると、やっぱり、店内の中央のところ。
マジか!…外からはやはり少し見えにくい。もったいない。。

「ほら、ボクも京都っぽい…ちょっと奥ゆかしいところ、あるやん」

往年の島田紳助みたいに、ニッコリ満面の笑みのオーナー様に
これ以上、私から言える事はなかった。

我楽苦多メニュー

後日、お伺いすると、
そこには外国人の方でにぎわう店内。

コロンビアから来たと言う人とお話すると、
産地のウィラ県から来たと言われる。
店内にある焙煎機を目ざとく見つけられて、入って来られた。
本当に美味しいと大絶賛である。

海外観光客にもわかるよう英語で

修学旅行の生徒さんたちで賑わっていたアラビカやスターバックスとは
ちょっと違う、コアなお客さんたち。

「やっぱり店頭に置くべきですかねぇ」

オーナーはまだ迷っておられた。

店内に置かれた焙煎機

店頭に置くか、店内でオシャレだけを求めるわけじゃないお客さんに
本当に美味しいコーヒーをゆっくり飲んで欲しいか、せめぎ合い。
焙煎機の下にはキャスターもあるので、実は、移動は簡単だ。

「ついに大工さんにまで、言われたんですよ、
いつでもお店の配置、やり直しにいくでって。」

行き交う人々を見ながら、オーナーは、迷いながらも、楽しそう。
そして入って来られたお客さんに、
本当に嬉しそうにコーヒーを淹れられる。

たぶん、スターバックスの店長より、%アラビカの店長より、
圧倒的に、楽しそうだ。
そして、出て来たブレンドコーヒーは、死ぬほど美味しかった。

死ぬほど美味しかった珈琲

「本当、このマシンを、このカウンターで眺めてるだけで、
幸せなんですよねぇ」

もしかしたら、大人気になる前の、贅沢な時間を楽しまれているのかもしれない。

スターバックスみたいに、%アラビカみたいに、
他にない魅力で、大繁盛する店が始まる前の、つかの間のひととき。

二年坂から見た焙煎機
二年坂 cafe 我楽苦多
文責・撮影 中小路(ダイイチデンシ株式会社)
2017年7月掲載